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はじめに
ユナイテッド航空のマイルがおトクに貯まるクレジットカードがあります。それがMileagePlusセゾンゴールドカードです。
ユナイテッド航空はスターアライアンスという航空連合に加盟していますが、ANAもこの連合に加盟しているため、貯めたマイルでANA便に乗ることもできます。
今回はこのカードの特典、メリット、デメリット、審査などに迫ってみます。
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MileagePlusセゾンゴールドカードとは
マイレージプラスセゾンゴールドカードは、信販系のカード会社の老舗クレディセゾンが発行する、ユナイテッド航空のマイルが貯まりやすいクレジットカードです。
もともとマイレージプラスセゾンカードというクレジットカードが存在し、そのクレジットカードの上位版というような形でマイレージプラスセゾンゴールドカードが発行されています。
その名の通り、カードステータスはゴールドカードです。
選べるカードブランド
選べる国際ブランドは、VISA、Mastercard、そしてアメリカン・エキスプレスです。
カードブランドによって入会時の特典が異なりますので、事前に確認しておくと良いでしょう。
マイレージプラスセゾンカードの種類
マイレージプラスセゾンカードには、以下の3種類があります。
MileagePlusセゾンカードの上位カードが、MileagePlusセゾンゴールドカードです。
さらに上位カードには、プラチナカードがあります。
年会費
年会費は15,000円(税抜)です。どの国際ブランドを申し込んでも、同じ年会費です。
ただし、アメックスのみ初年度年会費無料、またはボーナスマイルの入会特典があります。少しでも年会費を抑えたい方は、アメックスで申し込むと吉です。
還元率
MileagePlusセゾンゴールドカードは、セゾンの永久不滅ポイントではなく、ユナイテッド航空のマイルが貯まります。
マイルは1,000円(税込)で15マイル貯まるので、付与率は1.5%となります。
この付与率は現在貯まっているマイルが75,000マイルまでのもので、75,001マイルよりさらにマイルを貯めようとすると、以降は1,000円(税込)で5マイルと、付与率が0.5%まで落ちてしまいます。
ちなみに75,000マイルを貯めようとすると、500万円相当のショッピング利用をすることになります。
普通はそこまでマイルが貯まる前に、航空券などでマイルを消費していると思いますので、特別気にしなくても大丈夫でしょう。
マイルの有効期限は実質なし
マイルの有効期限は、最後の増減から18ヶ月となっています。
つまり、クレジットカードを使い続けている限り有効期限は延長されていきますので、実質有効期限がないといっても良いでしょう。
西友・リヴィン・サニーでの5%オフ優待
毎月5日と20日に西友やLIVIN、サニーでお買い物をすると、5%オフになります。 まとめ買いはこの日にしておきたいですね!
5%オフの日は5日と20日以外にも開催される場合があります。たとえば西友は5%オフ開催カレンダーがありますので、買い物前にチェックするようにしましょう。
空港ラウンジが利用できる
ゴールドカードの特典の代名詞とも言える、空港ラウンジの利用。
主要空港のラウンジはもちろん、ハワイ・ホノルルにあるダニエル・K・井上国際空港のラウンジも、マイレージプラスセゾンゴールドカードを持っているだけで利用することができます。
MileagePlusモールでマイルアップ
MileagePlusモールという、ポイントモールならぬマイルモールを経由してショッピングをすることで、よりおトクにマイルを貯めることができます。
たとえば、楽天市場で400円(税抜)ごとに1マイル、阪急オンラインショッピングで200円(税抜)ごとに1マイル獲得できるなど、マイルをさらに貯めたい方は利用すると良いでしょう。
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サンクスマイルがもらえる
カードブランドがアメックスの場合だけの特典ですが、毎年の更新ごとに1,500マイルがもらえます。
1,500マイルは10万円のショッピング相当ですから、こつこつマイルを貯めたい方は国際ブランドをアメックスにすることをおすすめします。
コスモ石油でマイルアップ
コスモ石油でMileagePlusセゾンゴールドカードを利用すると、1,000円(税込)で20マイルもらえます。
5マイルアップということで、コスモ石油ではマイル付与率が2%に跳ね上がります。
マイルでおトクに飛行機に乗る
コツコツ貯まったマイルは、特典航空券に交換することができます。たとえば、日本国内片道であれば5,000マイルから、特典航空券の利用ができます。
また、座席のアップグレードやホテル、レンタカーでもマイル利用ができます。プチ贅沢にもマイルが使えるわけです。
さらに、特典航空券が欲しいがマイルが足りない!という時も、マイルを購入することができます。ユナイテッド航空の特徴ですね。
友人へのプレゼントにも使える
MileagePlusセゾンゴールドカードは、特典航空券の予約名義を友人名義でも予約することができます。
たとえばANAなどは、特典航空券を利用できるのは2親等内と決められており、子供か両親にしか航空券をプレゼントできません。
しかしユナイテッド航空ではその垣根を超え、知人や友人名義でも特典航空券の予約ができます。恋人や婚約者、友人と一緒にマイルで飛行機に乗ることができるのです。
さらに、自分のマイルを友人や家族など、ほかの会員へ移行することができます。つまり、プレゼントすることも可能となっています。
ANA便にも乗れる
ユナイテッド航空は、スターアライアンスという航空連合に加盟しています。ANAも同連合に加盟しているため、ANA便にもユナイテッド航空のマイルで搭乗することができます。
もちろん、ANA便に乗ることでユナイテッド航空のマイルを貯めることもできます。
ユナイテッド航空ANAの利用を見てみると、ANA便に乗ることで、最大350%もの大量の特典マイルが加算されるクラスもあります。ユナイテッド航空は、ANAとの提携に力を入れているためです。
利用クラス | 運賃クラス | 特典マイルの加算 |
---|---|---|
ファースト | F | 350% |
ファーストクラス割引運賃 | A | 300% |
ビジネス | J、C | 300% |
ビジネス | D | 250% |
ビジネスクラス割引運賃 | Z、P | 150% |
プレミアムエコノミークラス | G | 150% |
プレミアムエコノミー割引運賃 | E | 100% |
エコノミー正規普通運賃 | Y | 150% |
エコノミー | B、M | 125% |
エコノミークラス割引運賃 | U、H、Q | 75% |
エコノミークラス大幅割引運賃 | V、W、S、L、T | 50% |
エコノミークラス大幅割引運賃 | K | 25% |
マイル加算なし | I、N、O、R、X | 0% |
海外便だけでなく、日本国内便でもマイルが利用できます。
ANAの空港免税店で10%オフ優待
成田国際空港、関西国際空港、羽田空港の各空港内にあるANA免税店でマイレージプラスセゾンゴールドカードを使うと、10%オフとなる優待があります。
物によってはかなり安く購入できる免税店で、さらに10%オフとなると、これは相当おトクではないでしょうか。
セゾンの会員誌がもらえる
年11回発行される会員誌「express」を、無料で届けてもらうことができます。海外紀行や国内気候、グルメなど、トラベル情報が満載の会員誌です。
こちらはゴールドカード以上の特典です。
発行スピードがはやい
マイレージプラスセゾンゴールドカードは、最短3営業日でカードが発行されます。郵送まで含めると、手元に届くまで、1週間程度です。
すぐにでもマイルを貯めたい方にも、満足できるスピード感です。
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電子マネーやプリペイドカードへのチャージ対応
電子マネーへのチャージ
MileagePlusセゾンゴールドカードがチャージできる電子マネーは、nanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAです。
このうちマイルが付与されるのは、モバイルSuicaとSMART ICOCAです。
nanacoはチャージでポイントが付与されるクレジットカードが限られています。下記で深く解説していますので、こちらものちほど、併せてご覧ください。
プリペイドカードへのチャージ
おさいふPonta、ココカラクラブカード、PARCOプリカ、ピコカ、アゼリアカードなどの、プリペイドカードへのチャージにも対応しています。
しかしチャージ時にマイルが付与されないので、これらのプリペイドカードへのチャージは別のクレジットカードで行うようにしましょう。
Apple Pay、iD、QUICPayに対応
発行会社がクレディセゾンということで、Apple Pay、iD、QUICPayにも対応しています。
Apple PayではQUICPayが割り当てられます。
ETCカードが発行可能
年会費、発行手数料ともに無料で、ETCカードを発行することができます。
頻繁に高速道路に乗るわけではないけれど、1枚は持っておきたいという方でも安心です。
利用限度額
ゴールドカードの水準ということで、利用限度額は比較的早い段階から100万円以上の大台に乗ることが多いようです。
またマックスはどのくらいまでなのか、という部分ですが、こちらは過去にセゾンのクレジットカードを持っていたかどうかにもよるものの、大台に乗った場合は500万円以上、場合によっては800万円などというクレジットショッピング枠がつくこともあります。
付帯保険が充実
海外旅行傷害保険
マイレージプラスセゾンゴールドカードは、海外旅行傷害保険が自動付帯となっています。持っているだけで適用されます。
項目 | 本会員 | 家族特約 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 1,000万円 |
傷害・疾病治療 | 300万円 | 200万円 |
賠償責任 | 3,000万円 ※自己負担1,000円 |
2,000万円 ※自己負担1,000円 |
携行品損害 | 50万円 ※自己負担3,000円、1品10万円限度 |
20万円 ※自己負担3,000円、1品10万円限度 |
救援者費用 | 300万円 | 200万円 |
家族会員の補償はありませんが、家族特約があるのが特徴です。
国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険は利用付帯です。交通費や宿泊費を、マイレージプラスセゾンゴールドカードで支払った際に適用されます。
項目 | 本会員 | 家族特約 |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 1,000万円 |
入院日額 | 5,000円 | 2,000円 |
通院日額 | 2,000円 | 1,000円 |
手術 | 5万円から20万円 |
こちらも家族会員の補償はありませんが、家族特約があります。
ショッピング安心保険
ショッピング安心保険という保険が付帯しています。マイレージプラスセゾンゴールドカードで購入した物品が、盗難や破損に遭った場合に補償してくれるものです。
限度額は最高100万円で、自己負担金は5,000円です。
カードで購入してから90日間が補償期間になっていますので、ショッピングも安心して楽しむことができます。
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家族カードが発行可能
MileagePlusセゾンゴールドカードは家族カードの発行に対応しています。年会費は1枚5,000円(税抜)で、4枚まで作ることができます。
MileagePlusセゾンカードシリーズで家族カードが発行できるのは、このゴールドカードか、上位カードのプラチナカードのみです。
一般カードのMileagePlusセゾンカードでは家族カードの発行ができませんので、家族カードも欲しい方はゴールドカード以上の申し込みが必須となります。
ただし、家族会員には旅行傷害保険とキャッシング機能が付いていない点が注意すべき部分です。
締日と支払日
締日は毎月10日、支払日は翌月4日です。たとえば1月10日が締日の場合、利用代金の引き落としは2月4日となります。
金融機関が休みの場合は翌営業日となります。
審査基準
マイレージプラスセゾンゴールドカードの審査基準については、マイレージプラスセゾンカードのそれと比較すると、やや年齢という部分で制限が課されています。
マイレージプラスセゾンカードについては「18歳以上であれば高校生をのぞき申し込みをすることが可能」となっていましたが、マイレージプラスセゾンゴールドカードに関しては「二十歳以上で連絡の取れる方で、かつセゾン指定の金融機関にクレジットカード利用代金決済口座を持つことができる方」という条件があります。
これを見ると、年収や職業について表立っての縛りはないように見受けられますが、実際は一般的なゴールドカードと同様の審査基準と考えて審査に臨むべきといえます。
具体的には、年収としておよそ400万円から600万円以上は欲しいところです。
さらに現時点でセゾンの何かしらクレジットカードを保有しており、その利用実績が良好ということであれば、さらに審査上有利に働きます。
MileagePlusセゾンゴールドカードのメリット
マイレージプラスセゾンゴールドカードのメリットをおさらいしてみましょう。
- 1.5%という高還元率でユナイテッド航空のマイルが貯められる
- 充実の付帯保険が付いてくる
- 一般カードにはない利用限度額のポテンシャルがある
- ゴールドカードならではのステータスがある
- 西友、リヴィン、サニーで特定日5%オフなどセゾンの優待も使える
日常生活から旅行まで補償や優待があり、マイルも貯まりやすいクレジットカード設計になっています。
MileagePlusセゾンゴールドカードのデメリット
マイレージプラスセゾンゴールドカードのデメリットをあえて挙げるとすれば、下記になるでしょう。
- 申込前にマイレージプラス会員番号が必要
すでにユナイテッド航空の会員であれば良いのですが、申し込み時に「マイレージプラス会員番号」を聞かれるので、未加入の方は事前に入会しておくとスムーズです。
MileagePlusシリーズの比較
MileagePlusシリーズは、一般カード、ゴールド、プラチナの3種類があります。
項目 | MileagePlusセゾンカード | MileagePlusセゾンゴールドカード | MileagePlusセゾンプラチナカード |
---|---|---|---|
年会費 | 1,500円(税抜) | 15,000円(税抜) | 36,000円(税抜) |
マイル付与率 | 0.5%(通常) 1.5%(マイルアップメンバーズ利用時) |
1.5% | 1.5% |
マイル優遇時の加算年間上限 | 30,000マイル | 75,000マイル | なし |
海外旅行傷害保険 最高補償額 |
3,000万円 | 5,000万円 | 1億円 |
主な特典 | 西友・リヴィンの優待 | 空港ラウンジ | コンシェルジュ プラチナカード限定の優待 |
年会費やマイル付与率についてもちろん違いがあるものの、優待や補償などは、やはりクレジットカードのグレードが上がるにつれて厚遇されていきます。
どの程度の補償や特典が欲しいのかによって、選ぶカードのグレードが決まってきそうです。
セゾン発行のゴールドカードとの比較
MileagePlusセゾンゴールドカード(アメックス)と、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードを比較してみました。
どちらもセゾン発行、似た年会費、同じアメックス同士で比較してみます。
項目 | MileagePlusセゾンゴールドカード(アメックス) | セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード |
---|---|---|
年会費 | 15,000円(税抜) | 10,000円(税抜) 初年度無料 |
還元率 | 1.5% | 0.75% |
貯まるポイント | マイレージプラス | 永久不滅ポイント |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピング安心保険 |
海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピング安心保険 |
基本設計や特典は、ほぼ同じとなっています。
違いはマイルを貯めるか永久不滅ポイントを貯めるか、に集約されるので、マイルを貯めたい場合はマイレージプラスセゾンゴールドカードが良いですし、永久不滅ポイントを貯めたい場合はセゾンゴールドアメックスがおすすめです。
他社ゴールドカードとの比較
ユナイテッド航空のマイルが貯まる、他社のクレジットカードとも比較してみます。
同じ年会費で、マイレージプラスとの提携カードがあります。MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージ Visaというカードです。
項目 | MileagePlusセゾンゴールドカード(アメックス) | MileagePlus MUFGカード ゴールドプレステージ Visa |
---|---|---|
年会費 | 15,000円(税抜) | 15,000円(税抜) |
国際ブランド | VISA Mastercard アメックス |
VISA アメックス |
還元率 | 1.5% | 1%(国内) 1.5%(海外) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピング安心保険 |
海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ショッピング保険 国内外渡航便遅延保険 |
国際ブランドの選択肢の多さ、そしてマイルの貯まりやすさで見れば、MileagePlusセゾンゴールドカードがおすすめです。
MUFGカードでは家族カードが発行できるので、家族カードが欲しい場合はMUFGという選択になりますね。
MileagePlusセゾンゴールドカードのサポート情報
電話問い合わせ先
ゴールドインフォメーションセンター
対応時間:9:00~17:00、1月1日のみ休み。
メールでの問い合わせ先
急ぎの場合や個人情報の確認が必要な問い合わせは、電話がおすすめです。
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まとめ
マイレージプラスセゾンゴールドカードは、下記にあてはまる方にぴったりのクレジットカードと言えます。
- ユナイテッド航空もしくはANAの飛行機によく乗る方
- ユナイテッド航空のマイルを貯めている方
- マイルの有効期限を気にせず貯めていきたい方
- 空港ラウンジを利用したい方
- 一般カードよりも充実した補償や保険が欲しい方
- ゴールドカードを1枚持っておきたい方
マイルの有効期限に縛られることなく、ゴールドならではの優待を受けながら、高還元率でユナイテッド航空のマイルを貯めていくことができます。
国際ブランドによっては入会キャンペーンを実施していることもありますので、このあたりについてもチェックして、最適なタイミングで入会と行きたいところですね。