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はじめに
マイルといっても、JALだったり、ANAだったり、さまざま存在します。その中で、ユナイテッド航空のマイルをおトクに貯められるクレジットカードがあります。MileagePlusセゾンカードです。
このマイルプログラムは、ユナイテッド航空以外にANA便にも乗ることができるため、近年注目を集めています。
マイレージプラスセゾンカードのメリットや審査、特典などについて迫ってみましょう。
MileagePlusセゾンカードとは
マイレージプラスセゾンカードは、クレディセゾンが発行会社となっているクレジットカードです。
セゾンの優待のほかに、ユナイテッド航空のマイルをおトクに貯めることができるという特徴を持っています。
このクレジットカードは最近できたばかりの1枚というわけではなく、いまをさかのぼること、およそ10年以上前から発行が行われているクレジットカードです。
選べるカードブランド
マイレージプラスセゾンカードは、国際ブランドをいくつかの選択肢から選択することが可能です。選択可能なのはアメリカン・エキスプレス、VISA、Mastercardです。
カードブランドにより入会特典が異なることもありますので、事前に確認しておくとスムーズです。
マイレージプラスセゾンカードの種類
マイレージプラスセゾンカードは、以下の3種類があります。
- MileagePlusセゾンカード
- MileagePlusセゾンゴールドカード
- MileagePlusセゾンプラチナカードVisa
MileagePlusセゾンカードは、この中でも一般カードに該当し、上位カードはゴールドカードとなります。
年会費
年会費は1,500円(税抜)です。どの国際ブランドを申し込んでも、同じ年会費となります。
ただしアメックス限定で、入会時に初年度年会費無料か、ボーナスマイル500マイルプレゼントの特典があります。
また、VISAもタイミングによっては入会マイルボーナスがあるため、入会特典が欲しい!という方は、アメックスやVISAを申し込むと良いでしょう。
還元率
MileagePlusセゾンカードでは、セゾンの永久不滅ポイントではなく、ユナイテッド航空のマイルが貯まります。
マイルは1,000円(税込)で5マイル貯まるので、付与率は0.5%となります。
マイルの有効期限は実質なし
マイルの有効期限は、最後の増減から18ヶ月となっています。
つまり、クレジットカードを使い続けている限り有効期限は延長されていきますので、実質有効期限がないといっても良いでしょう。
マイルアップメンバーズ加入でさらに還元率アップ
通常のマイル付与率は0.5%ですが、実はさらにマイル付与率を上げる方法があります。
マイルアップメンバーズ(年会費税抜5,000円)に登録することで、年間30,000マイル獲得するまでマイル付与率を1.5%にまで上げることができます。つまり1,000円(税込)の利用で15マイルが貯まっていきます。
マイル付与率が3倍も違いますから、マイルをどしどし貯めたいという方は登録すると良いでしょう。こちらの年会費優遇はありません。
ちなみに、MileagePlusセゾンゴールドカードからは1,000円(税込)で15マイルが貯まっていくので、マイルアップメンバーズと同等になります。しかしゴールドカードの年会費は15,000円(税抜)と、維持費が高くなります。
ゴールドカードの特典などはいらないから、淡々とマイルを貯めていきたいという方は、MileagePlusセゾンカードのマイルアップメンバーズ加入がおすすめです。
西友やリヴィン、サニーで5%オフ
毎月5日と20日に西友やLIVIN、サニーでお買い物をすると、なんと5%オフになります。 まとめ買いはこの日にしておきたいですね!
5%オフの日は5日と20日以外にも開催される場合があります。たとえば西友は5%オフ開催カレンダーがありますので、買い物前にチェックするようにしましょう。
MileagePlusモールでマイルアップ
MileagePlusモールという、ポイントモールならぬマイルモールを経由してショッピングをすることで、よりおトクにマイルを貯めることができます。
たとえば、楽天市場は400円(税抜)で1マイル獲得、阪急オンラインショッピングで200円(税抜)で1マイル獲得など、マイルをさらに貯めたい方は必見です。
サンクスマイルがもらえる
アメックスのみの特典で、毎年更新するたびに500マイルがもらえます。年会費請求時に付与されます。
抜かりなくマイルを貯めたいという方は、国際ブランドをアメックスにすることをおすすめします。
コスモ石油でマイル2倍
通常1,000円(税込)で5マイルが貯まるところ、コスモ石油では1,000円(税込)で10マイルも貯まります。還元率は1%になります。
また、マイルアップメンバーズでは1,000円(税込)で20マイルも貯まります。
ガソリンや灯油は、コスモ石油を利用してコツコツマイルを貯めたいですね。
マイルでおトクに飛行機に乗る
コツコツ貯まったマイルは、特典航空券に交換することができます。たとえば、日本国内片道であれば5,000マイルから、特典航空券の利用ができます。
また、座席のアップグレードやホテル、レンタカーでもマイル利用ができます。
友人へのプレゼントにも使える
マイレージプラスでは、特典航空券の予約名義を友人名義でも予約することができます。
たとえばANAなどは、特典航空券を利用できるのは2親等内ということで、子供か両親にしか航空券をプレゼントできませんでした。
しかしユナイテッド航空ではその垣根を超え、知人や友人名義でも特典航空券の予約ができるということで、恋人や婚約者、友人と一緒にマイルで飛行機に乗ることができます!
ANA便にも乗れる
ユナイテッド航空はスターアライアンスという航空連合に加盟しており、同連合に加盟しているANAの便にも、ユナイテッド航空のマイルで搭乗することができます。
逆に、ANA便に乗ることでユナイテッド航空のマイルを貯めることもできます。
ユナイテッド航空ANAの利用を見てみると、ANA便に乗ることで、最大350%もの大量の特典マイルが加算されるクラスもあります。
利用クラス | 運賃クラス | 特典マイルの加算 |
---|---|---|
ファースト | F | 350% |
ファーストクラス割引運賃 | A | 300% |
ビジネス | J、C | 300% |
ビジネス | D | 250% |
ビジネスクラス割引運賃 | Z、P | 150% |
プレミアムエコノミークラス | G | 150% |
プレミアムエコノミー割引運賃 | E | 100% |
エコノミー正規普通運賃 | Y | 150% |
エコノミー | B、M | 125% |
エコノミークラス割引運賃 | U、H、Q | 75% |
エコノミークラス大幅割引運賃 | V、W、S、L、T | 50% |
エコノミークラス大幅割引運賃 | K | 25% |
マイル加算なし | I、N、O、R、X | 0% |
海外だけでなく、日本国内便での利用でも、マイルが利用できます。
発行スピードがはやい
MileagePlusセゾンカードは、最短3営業日でカードが発行される特徴があります。 目安としては、申し込んでから郵送で手元に届くまで、1週間程度です。
このスピード感は、すぐにでもマイルを貯めたい方にも納得です。
ここまではやいのは、クレディセゾンのノウハウがあってこそですね。
電子マネーやプリペイドカードへのチャージ対応
電子マネーへのチャージ
MileagePlusセゾンカードがチャージできる電子マネーは、nanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAです。
このうちマイルが付与されるのは、モバイルSuicaとSMART ICOCAです。
nanacoはチャージでポイントが付与されるクレジットカードが限られています。下記で深く解説していますので、こちらものちほど、併せてご覧ください。
プリペイドカードへのチャージ
おさいふPonta、ココカラクラブカード、PARCOプリカ、ピコカ、アゼリアカードなどの、プリペイドチャージにも対応しています。
しかしチャージ時にマイルが付与されないので、これらのプリペイドカードへのチャージは別のクレジットカードで行うようにしましょう。
Apple PayやQUICPay、iDにも対応
発行会社がクレディセゾンということで、Apple Pay、iD、QUICPayにも対応しています。
Apple PayではQUICPayが割り当てられます。
ETCカードが発行可能
年会費・発行手数料ともに無料で、ETCカードを発行することが可能です。
あまり運転する機会がないけれど、1枚は持っておかないと、という方も安心ですね。
利用限度額
マイレージプラスセゾンカードの利用限度額は、どのような幅で付与されることになるのでしょうか。
多くの場合は30万円程度からショッピング枠がスタートすることになりますが、既にセゾン発行のクレジットカードなどを持っている場合については信頼もあるということで、初期枠が200万円の大台に乗った方もいます。
さらに最初から300万円以上の枠がついたという報告も見受けられますので、この辺りについてはセゾンと過去にどれくらいのお付き合いがあって、どれだけの信頼があるかという部分にかなり左右されそうです。
海外旅行損害保険が自動付帯
海外旅行損害保険が自動付帯となっていて、MileagePlusセゾンカードを持っているだけで適用されます。
本人のみ対象となりますので覚えておきましょう。詳しい内容については下記のとおりです。
項目 | 補償内容 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 3,000万円 |
傷害・疾病治療 | 300万円 |
賠償責任 | 2,000万円 ※自己負担1,000円 |
携行品損害 | 30万円 ※自己負担3,000円、1品10万円限度 |
救援者費用 | 300万円 |
家族カードはなし
マイレージプラスセゾンカードは、家族カードの発行はできません。
MileagePlusセゾンゴールドカード、またはMileagePlusセゾンプラチナカードに申し込むと、家族カードの発行が可能です。
締日と支払日
締日は毎月10日、支払日は翌月4日になります。たとえば3月10日が締日だとすると、利用代金の引落しは4月4日となります。
金融機関が休みの場合は、翌営業日となります。
審査基準
マイレージプラスセゾンカードは、高校生を除く18歳以上で、セゾンが定める銀行口座をクレジットカード利用代金の決済口座に設定することができる方であれば、誰でも申し込みすることが可能となっています。
年齢や職業、そして収入などによる制限は、ほぼないといっても差し支えありません。
肝心の審査については、発行審査自体はセゾンが行っているものの、やはり国際ブランドによって審査にも若干クセが出てきます。
ただし共通して言えるのは、マイレージプラスセゾンカードの場合、発行審査を申し込んだあと、かなりの高確率で本人の携帯電話宛に本人確認の電話が入るということです。
セゾン関係のクレジットカードは、初回申し込みなどの場合(過去にセゾン発行のクレジットカードを持っていない場合など)には本人確認の電話が入ることになりますので、審査を有利に進めるという部分では、この電話に確実に出るようにするという点がポイントです。
MileagePlusセゾンカードのメリット
マイレージプラスセゾンカードのメリットをおさらいしてみましょう。
- マイルアップメンバーズに登録するとユナイテッド航空のマイルが貯まりやすい
- 西友やリヴィン、サニーの特定日5%オフなどセゾンの特典が使える
- 旅行傷害保険が高額
- 発行スピードがはやい
- ETCカードが無料で発行、維持できる
日常生活から旅行の補償、さらには旅行にも気軽に行きやすいようマイルも貯まりやすいということで、旅好きの方やジェットセッター必携といったクレジットカードですね。
MileagePlusセゾンカードのデメリット
マイレージプラスセゾンカードのデメリットをまとめてみました。
- 家族カードがない
- マイルアップメンバーズに別途年会費が発生する
MileagePlusセゾンカードのデメリットは、おもに2つです。
まず1つ目、家族カードがないという点があります。年会費が1,500円(税抜)とかなりお安いクレジットカードですから、ご家族の方もカードを申し込んでみるという手はいかがでしょうか。月間にすると毎月125円(税抜)ということで、負担はごく軽いものです。
また2つ目、マイルアップメンバーズに年会費が発生する点があります。マイル付与率を上げるには、別途5,000円(税抜)が必要です。年会費と併せて6,000円(税抜)がかかりますが、6,000円で3,000万円の海外旅行傷害保険が付き、マイル付与率も1.5%というカードが持てるのは、そうそうありません。マイラー必見といえますが、マイルにあまり興味がない方にはデメリットです。
MileagePlusシリーズの比較
マイレージプラスセゾンカードには、上位カードとしてゴールドとプラチナがあります。
項目 | MileagePlusセゾンカード | MileagePlusセゾンゴールドカード | MileagePlusセゾンプラチナカード |
---|---|---|---|
年会費 | 1,500円(税抜) | 15,000円(税抜) | 36,000円(税抜) |
マイル付与率 | 0.5%(通常) 1.5%(マイルアップメンバーズ利用時) |
1.5% | 1.5% |
マイル優遇時の加算年間上限 | 30,000マイル | 75,000マイル | なし |
海外旅行傷害保険 最高補償額 |
3,000万円 | 5,000万円 | 1億円 |
主な特典 | 西友・リヴィンの優待 | 空港ラウンジ | コンシェルジュ プラチナカード限定の優待 |
比較してみると、年会費などの部分に違いが見られますが、カード発行スピードに関してはどのカードも非常にスピード感あふれる仕上がりになっており、申し込みから実際にカードが手元に来るまでの時間は、そこまでかからないという印象です。
セゾン発行の他カードとの比較
MileagePlusセゾンカード(アメックス)と、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードを比較してみました。
どちらもセゾン発行、似た年会費、同じアメックス同士という条件で比較してみます。
項目 | MileagePlusセゾンカード(アメックス) | セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード |
---|---|---|
年会費 | 1,500円(税抜) 初年度無料を選択可能 |
1,000円(税抜) 初年度無料、年1回の利用で翌年無料 |
還元率 | 0.5%(通常) 1.5%(マイルアップメンバーズ) |
0.5% |
貯まるポイント | マイレージプラス | 永久不滅ポイント |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 | オンライン・プロテクション |
主な特典 | 西友・リヴィンの優待など | 西友・リヴィンの優待など |
基本設計はや特典はほぼ同じとなっており、違いはマイルを貯めるか永久不滅ポイントを貯めるか、という部分に集約されている印象です。
マイルを貯めたい方はマイレージプラスセゾンカードがおすすめですし、永久不滅ポイントを貯めたい方はセゾンパールに申し込むと良いですね。
ユナイテッド航空のマイルが貯まる他社クレジットカードとの比較
ユナイテッド航空のマイルが貯まる、他社のクレジットカードとも比較してみます。
同じような年会費という部分で、MileagePlus JCBカード(クラシック)とも比較してみましょう。
項目 | MileagePlusセゾンカード | MileagePlus JCBカード(クラシック) |
---|---|---|
年会費 | 1,500円(税抜) | 1,250円(税抜) |
国際ブランド | VISA MasterCard アメックス |
JCB |
還元率 | 0.5%(通常) 1.5%(マイルアップメンバーズ) |
0.5% |
海外旅行傷害保険 | 3,000万円 | 2,000万円 |
家族カード発行 | なし | あり |
国際ブランドの選択肢の多さ、マイルの貯まりやすさ、保険の補償額で見れば、MileagePlusセゾンカードがおすすめです。
ただしJCBカードでは家族カードが発行できるということで、家族カードが欲しい方にはJCBのほうに軍配です。
MileagePlusセゾンカードのサポート情報
電話問い合わせ先
インフォメーションセンター
対応時間:9:00~17:00、1月1日のみ休み。
メールでの問い合わせ先
多数の問い合わせが届くアドレスなため、急ぎの場合や個人情報の確認が必要な問い合わせは、電話がおすすめです。
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まとめ
マイレージプラスセゾンカードは、下記にあてはまる方にぴったりのクレジットカードと言えます。
- ユナイテッド航空もしくはANAの飛行機によく乗る方
- ユナイテッド航空のマイルを貯めている方
- マイルの有効期限を気にせず貯めていきたい方
年会費を抑えてマイルを貯めていけますし、なによりマイルの有効期限に縛られない点は特筆すべき部分です。
国際ブランドによっては入会キャンペーンを実施していることもありますので、このあたりについてもチェックして、最適なタイミングで入会と行きたいところですね。